2012/04/26

京都での交通事故に思う。


京都で大変な交通事故が連続発生した。

自分も運転免許を持ち運転する身なので、我が身に置き換えていろいろと考えてしまう。

特に亀岡で発生した18歳少年の無免許運転による事故などは被害者の方達の悲しみを思うと涙が溢れそうになる。

どうしてあの事件で運転していた少年は危険運転致死傷罪に問われないのだろうか。

刑法第208条の2には、
 アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。
とある。
 
だから、この事件の場合、後段の“その進行を制御する技能を有しないで”というところが当てはまると思うのだが、後の捜査ではこの少年がこれまでにも無免許運転を常習的に行っていたことが明らかになったりしており、“進行を制御する技能を有していた”と抗弁される恐れがあるから、少年事件ということも加味してかたいところで自動車運転過失致死傷罪等で事件送致となったのだろうか。


でも、自動車を運転するには免許証が必要、つまり教習試験をパスしなければならないということは、いくらガキでも当たり前に知っていることである。


また自動車というものはどんなに可愛らしいフォルムをした軽自動車でも1トン弱くらいの重量はあり、性能も時速100㎞が出ないものなんてない。つまり凶器だってことも、もはや社会の常識なのである。


危険運転致死傷罪が制定された経過から鑑みても、ここは是非適用して欲しかった。


今回の事件は、単に運転手が過失により人を轢き殺してしまったというのとはワケが違う。


それにこれはバイクで暴走してる糞ガキ達も同じだけど、このような道路交通制度を冒涜する輩には、以後、一生運転免許証は与えないようにすべきだと思う。





人気ブログランキングへ   にほんブログ村 ライフスタイルブログ その日暮らしへ         blogram投票ボタン

2 件のコメント:

  1. 祇園の交通事故もショックでしたね。
    私もたまに通るところです。

    返信削除
    返信
    1. 身近で起こると余計考えさせられますよね。
      残念です。

      削除